Kis－My－Ft2が6日、東京ドームで、5大ドームツアーの初日公演を開催した。元号が令和に変わって以降、同所でアーティストのコンサートが行われるのは初。「持ってる」7人組は、ジャニーズの先輩からバトンをつなぎ、勢いに乗って新時代の幕開けを迎えている。

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ライブ冒頭、玉森裕太（29）が「ヘイ、東京～！」と呼びかけ、藤ケ谷太輔（31）が「楽しんでるか～い？」と尋ね、5万5000人から大歓声を浴びた。「Bring　It　On」では、ステージから噴き出る火花の合間を7人で一斉にジャンプ。北山宏光（33）が「令和最初のコンサート、みんなで楽しんで行こうよ」と叫び、笑った。

89年1月15日には光GENJIが平成最初の東京ドームコンサートを開催しており、くしくもジャニーズ事務所の先輩に続く「第1号」となった。北山は「歴史ある重いバトンをつなぐことができて、大変うれしく思います」と喜んだ。玉森は「『初もの』っていいですよね。これからもキスマイで初めてのものを獲得していきたい」と笑った。

11年8月にデビュー。王道アイドル的魅力と、バラエティー番組で見せるさまざまな表情を兼ね備え、順調に人気を獲得。デビュー8年目、この日が早くも21回目の東京ドーム公演となった。テレビ朝日系レギュラー番組「10万円でできるかな」が先月からゴールデンに進出するなど、勢いに乗る。同番組内で100万円超の宝くじ高額当せんを達成した「持ってる男」二階堂高嗣（28）は、「ゴールデン進出もしたし、キスマイ全体でツイてる、持ってる、って言われるような活躍をしたい」と話した。

今ツアー最終日の7月14日には、通算ライブ動員が400万人に達する。各メンバーが映画やドラマに出演するなど、令和のスタートも順調だ。横尾渉（32）は「デビューの時、アジア8カ国でCDを発売したんです。単独海外コンサートをしたことがないので、いつか8カ国制覇したいです！」と誓った。この日も披露したデビュー曲「Everybody　Go」の歌詞のように、キスマイが「この時代のチャンピオン」を狙う。【横山慧】

◆ジャニーズと東京ドーム　東京ドーム歴代公演数のトップ5は、全てジャニーズ事務所のタレントが占めている。1位がKinKi　Kidsで56公演、2位が嵐で50公演。SMAP（41公演）KAT－TUN（36公演）関ジャニ∞（35公演）と続く。全ジャニーズタレントの東京ドーム公演回数は、この日で累計308回となった。公演とは別に、「嵐のワクワク学校」などのジャニーズタレントのイベントも同所で累計48回行われている。