歌手城南海(きずき・みなみ=29)が7日、都内で、デビュー10周年記念のベストアルバム「ウタツムギ」の発売記念イベントを行った。

鹿児島県奄美大島生まれで、奄美の民謡「シマ唄」を子守歌がわりにして育った。09年1月に「アイツムギ」でメジャーデビューし、昨年はNHK大河ドラマ「西郷どん」の劇中歌を担当するなど、着々と歌手としての歩みを進めている。

この日は「令和、おめでとうございます」のあいさつでスタート。平成時代にカラオケで最も歌われた曲「ハナミズキ」や「アイツムギ」を歌唱して、「童神~私の宝物~」では得意の三味線も披露した。

「皆さんは『令和』の時代をどうやって迎えましたか? 私は黒糖焼酎を飲みながら迎えました」と笑顔で話し、書道5段の腕前で「令和元年 『ウタツムギ』」と書いてみせた。

ベストアルバムはオリジナル曲とカバー曲の2枚組。初回限定盤には今年1月に故郷・奄美で行ったライブDVDが付いている。「昨日、父から『5枚買ったよ』と電話がありました。2800円(税抜き)が高くないか? と言うから、ライブコンサートをDVDにしたのは初めてだし、決して高くないよと話しました」と“お買い得”をアピールしていた。