A.B.C-Zの戸塚祥太(32)が25日、東京芸術劇場プレイハウスで、出演する舞台「BACKBEAT」の初日公演前、取材に応じた。

ビートルズがドイツのハンブルクを訪れていた下積み時代が舞台。バンド結成時のベーシストで、メジャーデビュー目前に21歳で死去し「5人目のビートルズ」とも呼ばれるスチュアート・サトクリフを演じる戸塚は「準備万端です。バッチリです。スタッフさんからは『ビートルズのみなさん』って呼ばれるんですよ。すごく気分がいいんです」と笑った。ジョージ・ハリスン役のふぉ~ゆ~辰巳雄大(32)は「令和のビートルズです!」と胸を張った。

舞台では、実際に生バンド演奏を披露。いちからベースを練習した戸塚は「最初はほとんど絶望という状態からスタートしたと言っても過言ではないです。でも、今はフィットしてます」と明かした。辰巳は1日8時間ギターを練習したという。JUON(34)はミュージシャンだが、ポール・マッカートニーを演じるため左手での演奏をマスターするため猛練習したという。辰巳は「稽古場ではずっと距離感が近かったですね」と話し、上口耕平(34)は「最初の会話が音だった」と表現した。

66年のビートルズ来日の際、日本公演の前座を務めた尾藤イサオ(75)は「1カ月半くらいの稽古でしたけど、すごく成長している。今の若者たちは立派ですよ。本物のビートルズに負けないくらいのものを作っている」と絶賛した。

加藤和樹、夏子、鈴木壮麻らも出席した。