俳優溝端淳平(30)主演のフジテレビ系連続ドラマ「仮面同窓会」(土曜午後11時40分)の第4話が22日、放送される。

溝端が演じるのは、住宅設備機器を扱う営業マンの新谷洋輔。高校卒業後に故郷を離れ、過去にふたをして生きてきたが、それには2つの理由があった。18年前に兄を事故で亡くしたこと、そして同級生たちと高校時代に受けた暴力教師による体罰。この忌まわしい記憶から逃れるためだった。しかし洋輔は仕事でミスをして異動となり、再び地元へと帰ってくることになる。そして、高校時代の親友4人で、体罰教師・樫村貞茂(渡辺裕之)への仕返しの“仮面同窓会”を開いた。仮面をかぶったまま拉致して、少し痛めつけて放置。だが、樫村は遺体となって発見され、4人は疑心暗鬼に陥り、新たなる殺人が起こっていく。

今月14日に30歳になった溝端は「実感が湧かないですね。30歳ってもっと大人で、もっとしっかりしてると思っていました。20歳を、すぎてからの10年はあっという間でした。すごく虚無感に襲われます。どんどん年数が早くなる気がします。仕事は、たくさんやらせてもらったんですけどね。香川照之さんが(ボクシングの)具志堅用高さんの試合を39年前に見ていて、それが鮮烈な記憶で昨日のことのように覚えていると。そして『あれから39年前もたっている。39年が一瞬だった。次の39年後は僕は生きてないかも』と、おっしゃるのを聞いて、毎日大切に生きないと、と思いました」と話している。

第4話では、事件の真相を巡り、互いに疑心が生まれつつある洋輔(溝端)たち「仮面同窓会」のメンバー。そんな中、八真人(廣瀬智紀)のもとに樫村(渡辺)の遺書と思われる手紙が届いたと連絡が入る。

洋輔に先んじてたまり場に集まった希一(佐野岳)、和康(木村了)と八真人。樫村拉致の際に洋輔に名前を口走られ、メンバーの中で一番動揺していた和康は、洋輔が自分たちを裏切り、手紙も洋輔が書いたものだと主張する。

そこへ洋輔がやって来た。洋輔は、手紙の中に書かれていた「ひとりの少女を裏切った…」という一文に対する意見を伝える。その少女とは、高校卒業間際に自殺した日比野真理(吉田志織)のことではないかと話す。すると、それを聞いた他の3人の表情が曇る。真理は、八真人と付き合っていたのだ。

そのたまり場でのやりとりに、樫村と不倫関係にあった美人教師・加奈子(雛形あきこ)が、じっと耳を傾けていた。4人が何かを隠していることを悟った彼女は、和康に対してある行動を起こす。