大麻取締法違反(所持)の罪で起訴された元KAT-TUNメンバー田口淳之介被告(33)と元女優小嶺麗奈被告(38)の初公判が11日、東京地裁で行われ、2人とも「間違いありません」と起訴事実を認めた。検察側は2人に懲役6月を求刑して即日結審。弁護側は執行猶予を求めた。

ストライプのブラウスにパンツをはいた小嶺被告。初めて薬物を使用したのは「20歳のころ」という。その後は使うことがなく、再び使用するようになったのは「約10年前。田口が使用する半年前から」だと説明した。

田口被告とは07年ごろから交際をスタート。交際発覚で、田口被告が当時所属した芸能事務所から「怒られて、田口も仕事を下ろされた」という。田口ファンからの嫌がらせなどもあり、そのストレスから「交際の2、3年後から障がいが出始めた」という。睡眠障がい、摂食障がい、耳管狭窄(きょうさく)症などを挙げた。そして12年に芸能界を引退した。

2人の交際を取材するマスコミから隠れるために、「彼が台車を押して、私が段ボールの中に入って家に帰ったこともある」と明かした。

田口被告が16年3月末でKAT-TUNを脱退する半年前には、うつ病と診断されたことも明かした。

2人の今後については「交際を続けていきたいと思っている。結婚したい」と話した。

起訴状によると、2人は5月22日一緒に住んでいた東京都世田谷区のマンションで乾燥大麻約2・2グラムを所持したとされる。