歌手島谷ひとみ(38)が23日、東京・池袋サンシャインシティ噴水広場でデビュー20周年記念ミニアルバム「brilliant」発売イベントを行った。

同アルバムでは新曲をはじめ、代表曲「亜麻色の髪の乙女」を新たに録音して収録している。デビューから3年後の02年に同曲をカバーしてブレークした。島谷は「ずっと隣で付き合っていく曲です」とこの日も紹介したが、20代後半には“倦怠期”を迎えたこともあったという。「いろいろな迷いがあったんだと思います」。それでも、ある時に発売後に生まれたであろう子どもが盛り上がっているのを見た時に「私にとっては、この曲が最大のコミュニケーションツールなんだと思いました。もう家族より長く付き添う曲になりました」と笑顔を見せた。

島谷は99年に島田紳助さんプロデュースによる演歌歌手としてデビューしたが、この日はデビュー曲「大阪の女」を6年ぶりに歌唱した。「初心にかえりました。当時は背伸びして歌っていましたが、今は少し合ってきたのかな」とはにかんだ。

今月28日にちょうどデビュー20年を迎える。「嫁にも行かず、変わらずにあっという間だった」と自虐的に振り返りつつも「これからも音楽を続けて、伝えたいことが皆さんに届けられたら」と話した。