吉本興業は、闇営業問題で契約解消した雨上がり決死隊宮迫博之(49)について、26日、新たな見解を発表した。19日発売の「FRIDAY」で金塊強奪事件の主犯格との酒席の同席、金銭受領が報じられたが、否定する宮迫と強盗犯の証言が食い違っている点について「どちらを信じていいのか、困惑しております」と不信感を文面ににじませた。

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企業広報・危機管理コンサルティング会社エイレックスの江良俊郎代表(56)は、今回の吉本興業の対応について「企業として困惑の色がうかがえる」と指摘する。

金塊強奪事件の主犯格の男とのギャラ飲み報道が出た段階で契約解消しており、「宮迫さんを呼んで聞き取り調査をするにもできなくなっており、手の打ちようがない状況」とし、今回のコメントについて「もし、戦略的に出しているのであれば『困惑している』と伝えたかったのでは」とした。一般企業において不祥事を起こした社員に対しては事実関係を把握するまでは辞めさせないのが一般的だとし、吉本側の対応のまずさが原因になっているとも分析している。

その上で、「いずれにしても宮迫さんとの関係をはっきりさせないと危機対応の戦略も立てられない。そこを解決しないと問題はしばらく続く」と話した。