女優の遠野なぎこ(39)が、スーパーマーケットで若い女性の店員に対し男性客が激怒している場面に遭遇し、男性客への怒りとともに、制止できなかった自身の後悔をつづった。

遠野は4日深夜にブログを更新。その直前に訪れたスーパーマーケットで「ジジイが、大声で怒鳴り散らしていました。『レジが遅い、人を呼べ、客が大事だろう』って。閉店間近な店内です。列も出来るし、店員さんも少ないのは当たり前です。そして、怒鳴り散らされた対象は若い女の子でした」という場面に遭遇するも、「静かに様子をうかがっていました…正直、私も怖かったのです。…ごめんなさい、本音です。こんな時代です。いつ自分が被害者となるか、分かりません。何も言えずに、チラチラと見るしか出来ませんでした…今振り返ると、自分でも非常に情けなく悔しく思います」とつづった。

男性客が立ち去ってからレジに行き、怒鳴られていた女性店員に謝り、「怖かったね、あなたは何も悪くない、庇ってあげられなくて本当にゴメンなさい。どう考えてもあっちがおかしいのだから…もう忘れようね」と声を掛けたという。店員の涙を流す姿に「たまらなく、胸が締めつけられました。人が居なかったら、抱きしめたかった。…チキショウ。帰宅して、怒りの感情がどんどん増幅します。あのクソジジイめ、何の落ち度もない若い女の子を傷つけやがって。マジでマジで、ふざけんな」と、男性客への収まらない怒りをぶちまけた。

しかし怒りの反面、自身も「スーパーの端っこか素早く店外に出て警察に通報をすれば良かったのではないかと…今更ながら思うのです。いえ、近所なので実際には携帯を持って出掛けてはいませんでしたが…とはいえ、瞬時に頭を働かせれば何でも出来たはず。こっそりとスーパーの電話を借りるとか。他のお客さんの携帯を借りるとか。外に出て、歩いている男性陣に助けを求めるとか」と自戒。「このご時世、それらが良い結果を生むとは一概には言えません…でも、何故自分は“行動”を起こせなかったのかとひたすら後悔をしています」とつづった。

翌5日の更新でも「何だかまだ怒りがおさまらないよ」と遠野。「っていうか、よく考えたら夜中に女の子をレジに立たせるのもそもそも危険だよ。お昼間と比べて、圧倒的に酔っぱらいも多い訳だし」と指摘し、「まぁ、それぞれいろんな事情がありはすると思うけれど…若い女の子だと思って調子に乗るアホも沢山いるからね。そこんところを、真剣に考えて欲しいな。私達利用者だって、安心してお買い物したいしね」と改善を願った。