新海誠監督(46)が8日(日本時間9日)、カナダ・トロント映画祭で行われた「天気の子」の公式上映会に出席した。

同作は「スペシャル・プレゼンテーション部門」に出品。公式上映にあわせて現地入りし、上映前には「海外の方がどうのように受け止めてくださるのかとても興味深いです」と期待を膨らませた。

舞台あいさつでは流ちょうな英語で観客に「カナダに来るのは初めてなのですが、僕の作品を見たことある方いますか?」と逆質問した。

出品が決まった時は驚いた。その理由を「2019年のこの夏に、日本の若者に見てほしいと意識して作った作品です。この数年間、天気や気候といったものが変わってきていると実感しており、その今起こりつつある変化を、今みんなに見てもらえる映画として作りました。どのように感じてくださるのか楽しみにしています」と語った。

同映画祭を終えると「映画を鑑賞中の反応も、随所に笑い声や泣き声を上げてくれてとてもビビッド。とても幸せなフェスティバルだなと感じました」と話した。

同作は8日までで興行収入120億円突破を達成。今年公開の映画では「アラジン」を抜き1位になった。