お笑いコンビ、爆笑問題の所属事務所タイタンが2カ月に1度開催する「爆笑問題withタイタンシネマライブ」が10周年を迎える。太田光(54)田中裕二(54)が日刊スポーツの取材に応じ、ネタ作りとライブのみどころを語った。

タイタンライブは、96年2月にスタートし今回が141回目。09年10月から映画館を衛星回線でつなぎライブビューイングするようになって60回を数える。太田は「最初は100人も入れば良いような劇場だった」と振り返る。一方、シネマライブについて田中は、「映画館で生中継のお笑いライブって前例がなくて、お客さん来るのかなって思った」と開始当初の心境を明かした。太田は「劇場で見るよりも表情が分かったりして映画館の方が面白いかもしれない」と、映画館で見るメリットを語った。

多くの番組MCなどを務め大御所になりつつあるが、常にネタは作り続けている。太田は「若い頃は、意識していなかったけど、ある時期から、そういう質問を受けるようになって、やめられなくなっちゃって」と笑う。ライブでのネタについて田中は「2日前から作ってます。時事ネタなんで、当日に作ることもある」と明かす。また、ネタ作りでの苦労として田中が「ネタが強すぎて困ることがあります。号泣した野々村議員とか。あんなの本物にかなわないから」と、14年に話題になった元兵庫県議会議員の野々村竜太郎氏の号泣会見を挙げると、太田は「あれは越えられないよ」と苦笑いした。

次回は10月11日に松村邦洋(52)らをゲストに迎え開催される。田中が松村について「テレビだけでは分からないけど、とんでもない天才なんです。緊張すると実力の2%くらいしか出せなくなっちゃうけど」と話すと、太田は「リラックスしてやってもらえれば。今回は、どっちにころぶかな(笑い)」と期待を込めた。【上岡豊】

◆爆笑問題withタイタンシネマライブ 毎回、爆笑問題と日本エレキテル連合、脳みそ夫らタイタン所属の芸人とBOOMERらゲストを迎え2カ月に1度、開催されるお笑いライブ。毎回、全国の映画館に同時生中継され、次回、10月11日は全国20館で生中継される。チケット前売りは今日13日から。