東北出身の女性演歌歌手3人組歌謡ユニット、みちのく娘!の初コンサートが13日、東京・新宿区の四谷区民ホールで行われた。

山形出身の工藤あやの(25)羽山みずき(27)と福島出身の津吹みゆ(23)で結成し、昨年11月に「春ッコわらし」で初シングルを発売している。

約2時間のステージでは、ユニット曲だけでなく、それぞれのソロ曲も披露。「春ッコわらし」の監修を担当した花柳糸之さんにステージの振り付けなどを付けてもらった。この日までの3日間、稽古場に泊まり込んで猛稽古。歌だけでなくダンスでも約400人を何度も魅了した。

津吹は「今日は夢の1つがかなった」と感激。工藤は「夢は全国制覇。いや、世界制覇を目指したい。100年以内に達成したい」と鼻息荒く宣言した。隣で聞いていた羽山は「『みちのくばあちゃん』になる前に夢をかなえたい」と続いた。工藤は「紅白歌合戦にも出たい。なるべく早く。この3人でできないことはない」と力強く言い切った。

11年に東日本大震災が発生した際は3人とも東北在住。「自分たちに何ができるか」をメンバーで話し合い、オリジナルグッズを作り、売り上げの一部を日本赤十字社に義援金として寄付することに決めた。

11月1日には大坂でも公演を行い、来年には東北でも実施する予定だ。