ラグビーW杯日本大会で、日本がロシアに30-10で勝った20日の開幕戦の、日本テレビ系生中継(午後7時30分)の平均視聴率が、18・3%(関東地区)だったことが24日、ビデオリサーチの調べで分かった。関西地区は21・0%だった。

瞬間最高視聴率は25・5%で午後9時43分の試合終了間際、ロシアがラインアウトから最後の攻撃をした時点。開会式(午後6時25分)は10・4%だった。

同局の渡辺卓郎プロデューサーは「開催国としての大きな重圧をはねのけて勝利した日本代表の活躍が、視聴者の心を震わせ高視聴率につながった」と手応えを感じた様子。現時点で同局の日本戦生中継は、10月5日サモア戦と13日スコットランド戦の2試合が決まっている。渡辺氏は「まだ始まったばかり。大会を盛り上げ、ラグビーが真のメジャースポーツ・文化となるよう、お手伝いできれば」とコメントした。

15年イングランド大会の同局視聴率は、日本の金星で注目された南アフリカ戦3日後のスコットランド戦が14・6%、その次戦サモア戦が大会最高の19・3%だった。今大会は開幕戦からその数字に肉薄。同局関係者は「数字的にも会場の雰囲気も、皆さんが大会を待ってくれていたと実感した」と話し、今後の視聴率アップにも期待を寄せた。