乃木坂46の岩本蓮加(15)が、アンダーメンバーのセンターとして、10月10、11日に千葉・幕張メッセイベントホールで開催された「アンダーライブ 2019」を終えた。若手の注目株が大きく成長を遂げて、羽ばたこうとしている。

04年2月2日生まれ、16年9月加入の3期生。乃木坂46で最年少記録となる12歳で加入し、今年の春に高校生になった。明るい性格と無邪気な笑顔が特長の妹キャラで、もともと人気も高かった。ただ、トークスキルなど未成熟な部分もある。ファンやスタッフからも、殻を破っての成長が期待されているメンバー1人だった。

過去には、アンダーライブのステージで涙を流したメンバーも多かったが、岩本は、今年9月に行った「乃木坂46新聞」の取材で、「今回のアンダーライブ、絶対に泣きません」と誓っていた。言葉の通り、2日間で一度も涙は見せなかった。今回のアンダーライブで出演している12人の中で最年少だったが、中田花奈(25)渡辺みり愛(19)ら先輩から「蓮加は今回、たくさんやることがあるのに、泣かずに頑張ったね」とねぎらわれた。

今年春には髪をバッサリ切り、ファンの間では、ルックスもぐっと大人っぽくなったと評判だった。17年2月に乃木坂46のライブステージに立った際には、当時キャプテンの桜井玲香(25)から「13歳なのに、すごくキレイな顔してるね」と驚かれたこともあった。愛嬌(あいきょう)のあるかわいさと、整ったルックスを併せ持つ、貴重な若手だ。

アンダーライブ2日目、終盤のスピーチでは、「皆さんに1つ、お伝えしたいことがあるんです。今日のライブを見て、『かわいかった』だけで終わってほしくないと思って。パフォーマンスのこととか、格好良かったとかが、一番印象に残ってもらえれば。今日はそれを全面に出せてやれたかなと思っています」と笑った。

かわいさと格好良さを兼ね備えた15歳が、近い将来、乃木坂46を引っ張る中心人物になる可能性も十分にありそうだ。【横山慧】