生田斗真(35)が主演する日本テレビ系ドラマ「俺の話は長い」(土曜午後10時)の12日放送の第1話の平均視聴率が、8・4%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。

生田は4年ぶりに連ドラ主演で、31歳独身、職なし、実家暮らし、でもへ理屈を言わせりゃ右に出るものなしのダメ男、岸辺満役。義兄の秋葉光司を安田顕、姉の秋葉綾子を小池栄子、めいの秋葉春海を清原果耶、母の岸辺房枝を原田美枝子が演じ、家族間でお茶の間大乱闘を繰り広げるホームコメディードラマ。「サザエさん方式」と呼ばれる30分×2本立てのストーリーとなっている。

第1話の前半は「其の一 すき焼きと自転車」。コーヒー店の経営を挫折した満は、喫茶店を経営する母・房枝と同居。その家に、姉・綾子一家がやってくる。綾子一家は建て替えのため、実家への一時転居を持ちかけるが、綾子が持って来たすき焼きの肉をめぐり、すき焼きを認めない満がへ理屈をこね、バトルが勃発する。一方、綾子の連れ子の春海は現在不登校で、義父の光司との関係もぎくしゃく。満と春海もバトルを繰り広げながらも、満は綾子一家の仮住まいを認める。満は春海を自転車で送りつつ「15年ぶりにすき焼き食ったら、想像以上にうまくて」と話し、春海に家族とうまくやるようアドバイスする。

後半は「其の二 寿司と段ボール」。仮住まいする綾子一家は、家を片付けを開始。古本屋に行こうとする満と春海を見て光司も行こうとするが、春海は行くのをやめ、光司を避ける。満は光司と「Barクラッチ」に飲みに行くと、かつて光司がメジャーデビューしたベーシストだった話題に。現在はベースを弾いていない光司を見て、満はベースを綾子に捨てられたことを感づく。

家の片付けでも、綾子は満が所持している大量のコーヒーグッズを捨てようとする。「甲子園の土と同じ」と主張する満に、春海も加勢。綾子に実父からもらった品を捨てられたことをぶつける。春海は満も悪い、と説教。満に不登校を責められると春海は「明日から学校に行く」と宣言する。結果、満のコーヒーグッズは光司の部屋に置くことで一件落着。光司はコーヒーグッズを見に行ったまま、段ボールの山の中で熟睡する。

ラストシーンでは、番組内のラジオで、鈴木亜美(37)が第2子を妊娠し来年3月に出産予定という、現実のニュースが流される異色の演出が行われた。