歌手で俳優の杉良太郎(75)が22日、皇居・宮殿で行われた「即位礼正殿(せいでん)の儀」に法務省特別矯正監として参列した。

デビュー前の15歳のころから刑務所の慰問を続け、法務省から「特別矯正監」を永久委嘱されている杉は「自分の生涯で、歴史的瞬間に立ち会えるとは思っておりませんでした。大変感動致しました」としみじみ。

「10年前、ベトナムへ皇太子殿下として、お出ましになり、早くも天皇になられた、お姿を拝見し、胸に迫るものがありました。本日の式典において、象徴天皇として、世界平和を願うというお言葉に、自分も少しでも平和のためにさらに努力をしなければと、自分の心に誓いました」とのコメントを発表した。

杉は、09年に日本ベトナム特別大使として陛下のベトナムご訪問の際、現地での案内説明役を務めている。