94年に入門し今年25周年を迎えた落語家9人が日替わりで出演する「落語家25周年記念ウイーク」(11月4~10日、大阪・天満天神繁昌亭)の会見が28日、行われ、桂文鹿(49)桂吉弥(48)林家菊丸(45)桂米紫(45)桂春蝶(44)が出席した。

出席した5人のほかに、桂かい枝(50)桂三若(49)桂三金(48)桂福矢(45)も出演する。

菊丸は「25年で集めたものをどうネタにしていくか楽しんでもらえたら」と見どころを語った。

同期について、米紫は「先輩からただただ仲良し会ではダメと言われた。『ここは負けへん』というのを自分なりにそれぞれ持ってる」。春蝶は「平成6年入門はバブル崩壊で世の中大変になると言われた。9人全員がどんな状況においても生きていける強さを感じる」とお互いに刺激し合える存在だと語った。

菊丸が「傷のなめ合いはない。刺激受けてる」と言うと、突然吉弥が「確定申告してる?」と切り出し、話題の税金の話になった。菊丸は「僕は1回税務署入ったことあるんです」と驚かせ「必要経費の分で、税務署員も若い20代の人で、僕らの世界のことを知らないので、なんでそういうものにお金がかかるんか、そこの説明からしないといけなくて。本買うのも仕事に関する資料だったりとか…」と振り返った。「全部認めないってなったんで、『違うんです。落語の世界のこともうちょっと調べてください』って言いました」と明かした。

菊丸が同期の誰かの所得を調べてどれくらいあるか確認するように言うと、「1番にヒットしたのが吉弥さんで、吉弥さんの所得見て『だいぶあるじゃないですか』って言われた」と笑わせた。