東京国税局から1億3800万円の申告漏れなどを指摘され、芸能活動自粛中のチュートリアル徳井義実(44)が3日に放送されたNHK大河ドラマ「いだてん」(日曜午後8時)の第41回に出演した。

番組冒頭には「大河ドラマ『いだてん』は10月1日にすべての収録を終了しています。徳井義実さん演じる日本女子バレーボールの大松博文監督を描くシーンについては編集などでできるだけ配慮をして放送いたします」と字幕で視聴者に再編集したことを伝えた。

徳井はこの日から番組に登場。組織委員会が東京大会の競技を検討する中、田畑政治(阿部サダヲ)が女子バレーボールチームの視察に訪れた場面で登場した。鬼の大松として日紡貝塚女子バレーボールチームを率いる厳しい指導者として描かれた。チームのキャプテン河西昌枝を安藤サクラが演じた。

徳井は番組開始7分すぎから1分あまり出演。その後も終盤にかけてたびたび徳井の姿が映り、計約4分半ほどのチームの練習シーンなどに登場した。

NHKは2日に徳井の問題を受けて放送時間を通常の43分を42分に短縮すると発表。徳井が演じる東京五輪の女子バレーボール日本代表監督の大松博文監督の活躍を作品に欠かすことのできない物語の1つとし、再編集ではドラマ全体の流れを損なわないことにできる限り配慮し、徳井のシーンを中心に再編集して放送すると発表していた。

またNHKは10月29日に徳井の出演番組について「新たな出演・収録をすべて見合わせる」と発表。収録が終わった番組は可能なものは出演シーンをカットするとし、「いだてん」は「全編の収録が終了し、撮り直しが困難な状況だが、ドラマの流れを損なわない範囲で対応可能な措置を講じる」としていた。

徳井はこの日から全47回の作品の終盤まで出演する予定。