高畑充希(27)主演の日本テレビ系連続ドラマ「同期のサクラ」(水曜午後10時)の6日放送の第5話の平均視聴率が11・8%(関東地区)だったことが7日、ビデオリサーチの調べでわかった。

第1話は8・1%、第2話は9・5%、第3話は9・3%だった。先週の第4話で11・5%を記録し2桁に乗せていた。

高畑演じるサクラこと北野桜が、大手ゼネコン花村建設に入社し、故郷の離島に橋を架ける夢に向かっていくストーリー。周囲に忖度(そんたく)せずマイペースなサクラと同期入社の月村百合を橋本愛、木島葵を新田真剣佑、清水菊夫を竜星涼、土井蓮太郎を岡山天音が演じる。人事部の火野すみれを相武紗季、人事部長の黒川森雄を椎名桔平が演じる。物語は09年から1話1年、10話で10年分が描かれる。脚本の遊川和彦氏をはじめ、スタッフは同じ高畑主演で高視聴率を記録した同局17年ドラマ「過保護のカホコ」チームが制作している。

第5話で、サクラは人事部で入社5年目を迎えていた。そんな矢先、葵が社長賞を受賞する。同期5人で集まってお祝いするも、葵が4人を見下した発言をしサクラ以外帰ってしまう。

葵は都市開発部の頓挫したプロジェクトを国土交通相の高級官僚である父親にお願いするように上司に頼まれる。父親に話すも取り合ってもらえず、上司に報告すると「お前はコネ入社なんだから。お前の実力なんて誰も認めていない」と言われてしまう。家にも職場にも同期にも居場所を失った。やけ酒に走った葵をサクラは家まで送り届ける。サクラは葵の父と兄に島への橋の件、都市開発部のプロジェクトについて訴える。酔った葵も土下座して懇願するも軽くあしらわれる。

翌日ぼうぜんとした葵がトラックに飛び込もうとしているところをサクラが助ける。同期で集まり、葵を勇気づける。話し合っているところに父と兄が会社に来ていると上司から連絡が入る。高級官僚の2人からプロジェクトの頓挫に耐えるよう説明を受けた都市開発部。葵は父と兄に「あなたたちは自分たちのことしか考えていない」と強く言い返す。サクラも同調すると2人は怒って出て行く。

高級官僚を怒らせたことを重く見た上層部は葵を土木建築部に、サクラを子会社に異動させる。同期はサクラを心配するも、同期の結びつきが強まったことを喜び、次なる夢に向けて前を見据えるという内容だった。