レジェンドAV俳優の田淵正浩(52)が10日、都内で自著出版本「おとな48手 心と体に優しいメソッド」の発売記念イベントを行った。男側の演出で作られているAVを「ファンタジーです。間違った愛撫(あいぶ)を映像にのっけちゃっているという最大の悲劇」と言い切った。意識すべきことは「骨愛撫(あいぶ)。筋肉を使わずに楽にセックスをする」と骨盤を使ったセックスを推奨。

AV女優の山岸逢花は「私はドMなので、恥ずかしいことをされているときに『これ恥ずかしいでしょ』とか言われると興奮しちゃう。感じちゃう」と明かすと、AV女優の橋野愛琉は「私は攻めるのが大好き。『あーもうだめです。いきます』とかがいいです」と正反対の意見。人それぞれ、気持ちの良い点が違うことを確認することが大切で「この本はあくまで参考書。自分なりに試行錯誤してください」と話した。

田淵は日常生活の重要性を説いた。「普段から褒め癖をつけなさい。『きれいだ』『好きだ』と。トレーニングを積んでいるとベッドの上でもすっとでる」と男性へのアドバイスを語った。さらに「心のパンツを脱がないと本当の意味のセックスじゃない。素直さって大事。そうやって本物の自分を知ると人生豊かになります」とセックスにとどまらない普遍的な心理面にも言及した。

本の中で最も伝えたいことは「呼吸法の大切さ、鼻呼吸」だという。「呼吸をコントロールすることは命をコントロールすること。最も大切なこと。保健体育で教えないといけない」と語った。セックスに関しても、舌を常に上あごにつけて鼻呼吸を意識することで舌が潤い、愛撫がうまくなるという。セックスに関連して普遍的な人間生活についても語った。