V6森田剛(40)主演の舞台「FORTUNE」(来年1月13日~2月2日、東京芸術劇場)の会見が28日、都内で行われた。

すべてを手に入れるため悪魔と契約し、闇へと落ちていく若き映画監督フォーチュンを主人公にした、英国のサイモン・スティーブンス氏の最新作で、演出はショーン・ホームズ氏。世界初演となる。

14年にサイモン作品「真夜中に犬に起こった奇妙な事件」に主演した森田は「ものすごく苦労したので、飛び込むのには勇気がいったけれど、今回も僕にとってチャレンジで、刺激のある作品で、やりたいと思った。せりふの量にびっくりしたけれど、受験勉強のように、机に向かって読むという作業をしている。日本が一番良かったと思ってもらえるように、しっかりと演じたい」。

10代で学生演劇を見たのが、この世界に入ったきっかけという吉岡里帆(26)はフォーチュンが恋するマギーを演じる。「数年前から舞台をやりたいと言っていた。すばらしい作品に出合えて、積み重ねることの楽しさをかみしめているし、一緒に作り上げることがうれしい。足を引っ張らないように、心を真っすぐに演じたい」と話した。悪魔役の田畑智子のほか、鶴見辰吾、根岸季衣らが共演する。