余命いくばくもない米SF映画「スター・ウォーズ」シリーズの大ファンである男性のために、ウォルト・ディズニーが20日に公開される完結編「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の特別鑑賞会をプレゼントした。

英ハンプシャー州パーブルックの病院に入院している男性は、幼い息子と一緒に完結編を見届けることが最後の願いだったが、死期がせまり、20日の公開日まで命が持たないことをふびんに思った病院スタッフが生きている間に何とか夢をかなえてあげたいとツイッターで助けを求めたところ、ルーク・スカイウォーカー役の俳優マーク・ハミルの目に留まったという。

「ディズニーに連絡をしよう。これを実現できるのは彼らだけだから、幸運を祈る!」とハミルはツイート。連絡を受けたディズニーのボブ・アイガーCEOは、「フォースと共にあらんことを」とのメッセージと共にこの患者のために病院で特別に公開前の作品を鑑賞できるよう手配したことを報告。そして11月29日にノートパソコンを抱えたディズニーのスタッフが病院を訪れ、患者と家族のために病室で特別鑑賞会を行ったという。(ロサンゼルス=千歳香奈子)