今月16日に第1子妊娠と来春退社を発表した、静岡朝日テレビの広瀬麻知子アナウンサー(32)が25日、キャスターを務める情報番組「とびっきり!しずおか 県内ニュース」(月~金曜午後6時15分)に最後の出演をした。午後6時53分から視聴者へあいさつ。「このたび、第1子を授かりました。『とびっきり!しずおか』、そして静岡朝日テレビを離れることになりました。長い間、ありがとうございました」。その後、2010年(平22)の入社以来、約10年間を振り返る映像が流された。

同期入社の森直美アナウンサーが「10年間、切磋琢磨(せっさたくま)して、刺激し合いながら、励まし合いながら、本当に楽しかったです。広瀬麻知子と同期で、本当に良かったです。本当に良く頑張りました。10年間お疲れさま」と、声を震わせながら話し、広瀬アナに花束を渡した。

あらためて広瀬アナが、視聴者に最後のあいさつ。「今日までおよそ10年、本当にありがとうございました。こうやって振り返ってみると、笑ってばかりで、楽しかったなあと思い出します。笑顔で走り続けられたのも、テレビの前で応援してくださった皆さまのおかげです。温かい応援が、本当に力になりました。静岡に来て、本当に良かったです。この10年は、私の誇りです。この誇りを胸に、今後は、この情熱を家庭に注いで、また自分らしく、自分のペースで進んでいきたいと思います。本当に今までありがとうございました。幸せな時間でした」。感極まった様子で、言葉に詰まりながら、力強くメッセージを伝えた。

隣の橋本ありすアナウンサーから「来年は家で『とびっきり』を見てね」と言われ、笑顔を見せていた。ニュース番組で共演した石田和外(かずと)アナウンサーと伊地健治キャスターも同席した。「とびっきり!しずおか 県内ニュース」では、来月から久保円華(まどか)アナウンサー(28)が後任を務める。

広瀬アナの夫は、J1清水MF河井陽介(30)。昨年1月に婚姻届を提出し、今年1月に挙式した。