昨年5月末に活動を休止した人気劇団「演劇集団キャラメルボックス」を創立した演出家、劇作家の成井豊氏(58)が、劇団「成井硝子店」を立ち上げたことを6日、発表した。

4月に第1回公演「ゲキジョ!(演劇部ってなんで女子ばっかり!)」(4月1~5日、東京・中野BONBON)を行う。今後、年1回の公演を行っていくという。

劇団の名前の由来は、成井氏の祖父が創業した板ガラスの小売りや工事を請け負う店名。成井氏は「キャラメルボックス休止の際は、いろいろお騒がせして、申し訳ありませんでした」と謝罪するとともに「このたび、祖父が創業し、父が廃業した『成井硝子店』を再興することになりました。主な業務は芝居作りです」とコメント。「成井硝子店」のメンバーは、成井氏をはじめ、妻や子供たち、兄弟たちとしている。

キャラメルボックスは85年に結成され、かつて俳優上川隆也が所属していたことで知られる。同劇団を運営する「ネビュラプロジェクト」は昨年6月に破産手続きの開始決定を受けた。