NHKは8日、都内で会見を行い、22年放送の大河ドラマが、三谷幸喜脚本、小栗旬(37)主演の「鎌倉殿の13人」に決まったと発表した。

三谷氏がホワイトボードを駆使して熱弁をふるう大河では異例の会見になった。北条家の家系図を、漫画「サザエさん」を引用して説明。「サザエさん(政子)とカツオ(義時)が手を組んで、マスオさん(頼朝)の死後に、波平(初代執権の時政)を磯野家から追い出す。しかもタラちゃん(3代将軍源実朝)を義時が滅ぼす。フグ田家(源)が滅亡し、磯野家(北条)の鎌倉時代ができる。すごいドラマ」と説明した。

◆北条義時 伊豆国の豪族である北条時政の次男で源頼朝の正室政子の弟。物語は姉政子の結婚から承久の変までを描く予定。義時は、頼朝の死後、2代将軍頼家、3代将軍の実朝の叔父として懸命に幕府のかじを取り、内部抗争の中、最後まで生き残り、源氏の正統が途絶えた時に、幕府の頂点に立った。三谷幸喜氏は「歴史上では勝者だが犠牲も多かった孤独な男」「ダークな人物」と紹介。