天海祐希が主演を務める日本テレビ系連続ドラマ「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」(土曜午後10時)の最終話が14日に放送され、平均視聴率が11・6%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は13・0%、第2話は12・4%、第3話は12・9%、第4話は10・6%、第5話は9・1%、第6話は10・1%、第7話は10・6%、第8話は11・0%、第9話は11・4%だった。

今作は天海演じる脳動脈瘤(りゅう)のスペシャリスト医師、深山瑤子がくせ者の同僚たちと衝突しながら奮闘するドクターストーリー。

「世界のクロイワ」の異名をとり、マスコミにもたびたび取り上げられるスター脳外科医・黒岩健吾役を椎名桔平が演じる。そして幼い頃から何事も1番だったエリートだが、実技がからっきしな新人の専門研修医・小机幸子役を広瀬アリスが演じる。永山絢斗は手技に絶対的な自信をもつが同僚にも患者にも心を開かない孤高の医師・西郡琢磨を演じる。医師としては平凡だが、人の適材適所を見分ける能力にたける脳神経外科部長・今出川孝雄役を三浦友和が、病院近くのBAR『カサブランカ』のオーナー・来島達也役を古川雄大がそれぞれ演じる。

久々のベリーショートカットで臨む天海が、「女王の教室」以来14年ぶりに演出家の大塚恭司氏とタッグを組んだ注目作だ。

最終話で、いよいよ今出川の妻・里美(有森也実)のオペが始まろうとしていた。まずは西郡と幸子が開頭した状態の里美に話しかけながら脳のチェックをしていく。今出川も参加し、順調にオペが進む。

深山は、鉄筋が頭部を貫通する事故から奇跡的に回復に向かっている中学生・徹(田中奏生)から、「母親に殺されそうになった」と打ち明けられ、驚きを隠せない。

そんな中、手術室では里美のオペにトラブルが発生。全身けいれんを起こした里美のもとに深山と黒岩が合流する。

徹の被害妄想は脳の損傷による“譫妄”が抱かせている可能性があるという深山の説明に、思いつめた表情で聞く、徹の母・良美(鈴木杏)。

さらに、徹は見舞いに来た良美のことを“お母さんを乗っ取った宇宙人”だと言い出す。深山は血液の逆流で脳出血を起こす危険のある徹に、再びオペをすることを決断。しかし、オペを前に突然、徹の容体が急変する。