歌手ピーターとして長く活動し昨年1月から1年3カ月間、芸能活動を休養した池畑慎之介(67)が30日、都内で、活動再開と生島企画室入りの報告会見を行った。

昨年は、桜を追いかけながらキャンピングカーで日本全国を旅したり、パリを皮切りに世界一周の旅をするなどして過ごしたという池畑。「このままフェードアウトしようかと思った」と考えたことを明かしたが「大好きな芸能界でやり残したこともある。世界一美しいおじいちゃんになりたい」と笑みを見せた。

名前について、池畑は「ピーターはニックネーム、芸名。ピーターにさよならしたつもりでしたが、世界を旅している時、日本人の方にピーター、ピーターと呼ばれて名前の重さ、浸透度を思い知った」とし、池畑慎之介を中心にしながら、使い分けて活動していく。

生島企画室の会長を務める生島ヒロシ(69)は「役者としても素晴らしいし、コメンテーターとしてもいいと思う。新型コロナウイルスが収まってからになるとは思いますが、舞台の可能性もある」と期待を寄せた。

4月3日にはTOKYO MXテレビ「5時に夢中!」(月~金曜午後5時)に、同4日にはBS朝日「極上空間 小さなクルマ、大きな未来。」(土曜午後10時59分)に出演する。

新型コロナウイルス感染拡大を受け、池畑はマスクをして登場。会見中は外したが、終了後は再びマスクをして報道陣を見送った。また、報道陣の席も、隣と約2メートル離して配置される措置などが取られた。【小林千穂】