元AKB48でタレントの野呂佳代(36)が30日、新型コロナウイルスによる肺炎のため、29日に亡くなった志村けんさん(本名・志村康徳=しむら・やすのり)について、公式ブログでコメントした。

12年にフジテレビ系「志村けんのバカ殿様」に初出演して以来、18年ごろまで出演してきた。野呂は「朝速報で知ってから随分時間がたってしまいました。なんか言葉にしたかったけれど、出来なくて、ニュースでいろいろな人がコメントしてて、それをずっと聞いて今に至ります」と思いをつづった。

「あの人とお仕事してみたい! これに出たい! って幼少期から思っていたものは、ほとんど達成できた気がします。その中のひとつ。第1位だと思うけどバカ殿に出ること」と憧れだったという。当時、志村さんやダチョウ倶楽部の上島竜兵、小林恵美によるラジオ番組に出演した際、「変なおじさん」のコスプレをして出演したことから、志村さんの番組に呼ばれるようになったという。

志村さんからは「コントは喜劇なんだ」と学んだという。「私が初めてバカ殿の収録に参加して、うれしくてニコニコ浮かれてやっていたら、その日のお食事会深夜3時 ひっそり 教えていただいたことです。コント、お芝居。ちゃんと計算された笑いと、アドリブ。これは、志村けんさんに直接教えていただけたことは、本当に本当に一生大事経験です」と明かした。

最後に会ったのは、1月中旬に楽屋が隣同士だった時だったといい「ニコッと笑ってあいさつしてくださった笑顔が、なんとも言えない、すてきな笑顔で忘れられませんでした。志村さんがどんなお洋服で、どんな座り方で、どんな角度で、どんな笑顔で私に笑ってあいさつしてくれたのかを、なんだかはっきり覚えています。残念ながら、その姿が、私にとって最後の志村さんとの対面になってしまいました」。また、「日本一のコント師から、お笑いを学ぶことができて、お芝居を学ぶことができて。本当感謝しています。私は運が良かったと改めて思いました。ありがとうございました。(中略)志村師匠へ すっごく残念だけど、どうか安らかに。ご冥福をお祈り申し上げます」と悼んだ。

また元AKB48板野友美(28)もインスタグラムで、バカ殿に扮(ふん)する志村さんと人力車に乗るツーショットをアップし「まだ信じられません。志村さんには、バカ殿で始まりたくさんのお仕事でお世話になりました。お笑いの難しさや面白さも教えていただき、挑戦する機会も与えてくださいました。バカ殿様で。殿と浅草デートしたことをずっと忘れません。いつも若々しく、気さくに話してくれる志村さんが大好きです」とつづった。