吉本興業は8日、政府の緊急事態宣言を受けて、全国の直営劇場で3月6日から行っていた無料のインターネット配信を中止した。

同社は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全国の劇場公演や主催イベントを3月2日から取りやめ、同6日からインターネット配信をしていた。

7日には公式ホームページで配信停止を発表。「本日(7日)発表されました緊急事態宣言において、人との接触を削減し感染拡大を防止する対策を徹底してほしい旨の要請がなされたことから、従業員及び関係スタッフ、ならびにタレントの健康と安全を考慮し、明日4月8日より中止とさせていただくことを決定いたしました」としていた。

無観客の劇場から配信してきたが、担当者も「劇場にスタッフ、演者が集まっているということがイベントをやっているということになるので」と説明した。

担当者によると、配信停止は「緊急事態宣言を受けて」のことだといい、配信ライブで芸人が集まることに「生配信のコメントで、中にはそういう(批判的な)意見もあったが、コメントで判断したわけじゃない。(コメントの)ほとんどが『ありがとう』や『体に気をつけて』といったものだった」と話した。

再開などについては「今後も検討を続け、決定次第ホームページにて発表させていただきます」とした。