ロック歌手サンプラザ中野くん(59)が10日、ウェブ会議ツールZoomで、「インターネット唄会」リモート合同取材会を行った。高校時代からの同級生で、約45年に渡る盟友でギタリストのパッパラー河合(59)と参加した。

自身3枚目のミニアルバム「感謝還暦」を4月29日に発売。だが、コロナ禍によりリリースイベントが出来ないことから、ファンとの交流のために企画した。

今年8月に迎える還暦を中野くんは「もっと年上の人のことかと思っていたけど、いつの間にかなってしまった」と語った。「もっと弱っているかと思ったけど、河合さんと2人で歌い続けられていることに自分自身でビックリしつつ、みなさんのおかげという意味でこのタイトルにしました」と説明した。

同アルバム収録の「無理だ!決定盤(令和ver.)」では、同事務所の先輩後輩や各界著名人から歌詞を募集。1000作をこえる作品から3作を採用し、第3章まで作った。

デビューアルバム「よい」に収録された元歌「無理だ!!(You Can Not Do That)」は発売当時、TBS系歌番組「ザ・ベストテン」に初出場した際に歌った曲。河合は「まだ頑張っているんだと思ってもらえればうれしいです」と話した。

還暦記念として4月には、東京・中野サンプラザでの初単独公演構想を発表している。中野くんは「デビュー当時、サンプラザ中野が中野サンプラザでコンサートは当たり前すぎておもしろくないと言われて封印していたけど、封印を解くことにしました」。

同ホールを「初めてできた彼女とコンサートを見に来たし、初コンテストの本戦で演奏もした思い出の場所」と振り返った。「なんとか今月中にコロナが終息してもらって、発表したい。コロナが終わって、よく生き残ったな、よく集まれたな、万歳ってね。還暦祝いというよりも、生きてて良かった記念になるね」と笑った。

リモート合同取材後、ミニアルバム購入者から募集した歌詞の「無理だ!決定盤(令和Ver.)」をパッパラー河合のギターに乗せて、公式YouTubeチャンネルで生配信した。リモート合同取材会では「放送禁止的な内容でも歌っちゃいますよ!」と意気込んだ中野くんだが、実際には「これ歌えないな」と苦笑するシーンもあった。