ダウンタウン松本人志(56)が24日、レギュラーを務めるフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時56)に出演し、新聞記者との賭けマージャン問題で辞職した黒川弘務検事長についてコメントした。

ゲストのカンニング竹山(49)は、黒川氏が「テンピン」と呼ばれるレートで賭けに興じていたことに触れ「完全に逮捕しなきゃダメ」と話した。過去に逮捕された漫画家の蛭子能収氏は、偶然入った雀荘で警察の摘発に遭遇したが「それを逮捕したくせに。本人が賭けマージャンやってたって言ってるんだから。このまま放っておいて、法の番人という検察が逮捕しないとなると『これからは、ばれなきゃいいんですよね?』と。それはまかり通らないでしょう」と訴えた。

松本は「少し論点はずれるのかもしれないけれど」と前置きしつつ、「なぜ(同席した)記者たちはあっさり認めたのか? これははめられたのか、とも」と推察。また「全員が『やっていない』となると、これ以上やりようはないんです。でも意外とあっさり認めちゃった。別に黒川さんをかばうわけではなくて、その気持ち悪さはある」と話した。

今国会での検察庁法改正案の成立は断念されたが、この件を報じた週刊文春については「文春は悔しいでしょうね。本当は黒川さんの法案が通った時にバンと出したかったんやけど、意外とあっさり延期になっちゃった。このタイミングしかなかった」と想像した。

また黒川氏が受け取るとされる約7000万円の退職金についても批判が集まるが、松本は「受け取って欲しい」とし、「受け取ってどっかに寄付して欲しい。なしにしてしまうと、このお金がまたどこかに流れてしまうだけ」と述べた。