悪性リンパ腫の「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」で昨年12月19日に入院、今年4月30日に退院した元フジテレビでフリーの笠井信輔アナウンサー(57)が、「ステージ4」と診断されていたことを公表した際の発言について真意を説明した。

笠井アナは8日、古巣のフジテレビ系「とくダネ!」にリモート出演して完全寛解を報告し、当初はステージ4と診断されていたことも明かした。同日更新したブログで、「内臓がんの場合のステージは5段階ありますが、悪性リンパ腫(血液のがん)の場合、ステージは4段階です。つまり私は最高レベルの進行度だったのです。悪性リンパ腫の場合は横隔膜を境に上下片方だけに病変が見られる場合『ステージIかII』横隔膜を境に上下両方に病変が見られる場合を『ステージIIIかIV』とみなすそうです。私の場合は全身にがんが散らばっていたので『ステージIV(4)』という診断となったのでした」と説明した。

しかし生放送では詳しい説明をする時間もなかったことから、「周りの人たちに絶望させてはいけない、絶対に治るという気持ちでいたので、このステージ4というのは、いわゆる内臓がんとは違うステージ4なので絶対に負けない、そんな気持ちで内緒にしてきました」と話したが、「私としては、【内臓系のがんは、ステージ4は最高ランクではないけれども、悪性リンパ腫では違う数え方をしていてステージ4は最高ランク。でも一番大変なランクと言われても絶対に負けないつもりだから、母を絶望させないように内緒にしていた】と言いたかったのです」と真意を説明した。

生放送での発言に対し「『内臓系のステージ4とは違って、悪性リンパ腫のステージ4は助かるから、頑張れた』と、そんなふうに捉えた方もいらしたようです」と一部視聴者の反応をつづり、「当然ですが、そんなことはありません!現在ステージ4、5と診断され、もし今日の放送を見て不快に思ったり、不安に思ってしまった方がいたとしたら、それは本意ではありません、本当にごめんなさい。大変申し訳なく思います」と謝罪した。