お笑いタレントなかやまきんに君(41)が22日、大阪市内で行われた米映画「ランボー ラスト・ブラッド」(26日公開)の公開直前イベントに出席した。同作は米俳優、シルベスター・スタローン(73)の代表作でシリーズ最終章。誘拐された友人の娘を助けるためにメキシコの麻薬カルテルに戦いを挑むストーリー。

フェースシールドをつけ、ムキムキボディーを強調したタンクトップ姿で登場したきんに君は「筋肉はきっちり仕上げてきました」と笑顔でポージング。作品について「衝撃の展開、熱いアクションに思わず身体の力が入ってしまう。筋トレはしていないけど、見終わった後、プロテインを飲んでしまった。みる筋トレ映画です」と絶賛した。

新型コロナウイルスの感染拡大で自粛期間中、ユーチューバーとして、きんに君流の「おうちトレ」のエクササイズ動画をアップ。チャンネル登録は25万人増え、約68万人になった。コロナ太り防止のエクササイズを継続した視聴者からは「2カ月やったら、本当に身体が変わりました。体重が減りました」とお礼の声が続々と届いているという。

単純明快な決めゼリフを連呼し「笑い」を取るのがきんに君流だが、この自粛期間中に達した“新境地”について「本職はボディービルダー。アルバイト感覚でお笑いをやらせてもらってます」ときっぱり。「みなさんもうすうす気付いていたと思います。この人、『ヤー』とか『パワー』とかだけで、とくにおもしろいかなって。アルバイトにしてはこの人は元気いいな、そういう目線でみていただければ」と再びポージングを決めた。

関西地区での映画のイベントは3月17日以来、約3カ月ぶりに開催となった。新型コロナウイルスの感染防止対策として出演者、報道陣には検温が実施され、出演者と報道陣は約5メートルの間隔を開けた。冒頭のあいさつで、きんに君は「世界初のポージングをしながら検温を決めた男です」と微妙な? 笑いを取ろうとしていた。