堂本光一(41)演出・主演の舞台「Endless SHOCK-Eternal-」(9月15日~10月12日)が大阪・梅田芸術劇場で上演されることが27日、分かった。

00年から続く「SHOCK」のスピンオフ(番外)公演で、目玉のフライング、階段落ち、殺陣を封印し、休憩なし2時間に凝縮した公演となる。

新型コロナウイルスの影響で2月26日を最後に中止となった「SHOCK」が6カ月半ぶりに、姿を変えて帰ってくる。堂本は「今の状況を考慮し、新しいものを作ろうと思った。安全を第一に、出演者、スタッフの人数を減らし、密を避ける、ほぼノーセットの舞台です」。設定も、主人公コウイチが亡くなった3年後とし、昔を振り返る形で物語が進む。「本編をそのままやるのが理想だけど、現状ではできない。今やれることをやる。チャレンジだなと思います」。

通常は出演者・スタッフ120人いるが、今回は上田竜也、前田美波里ら70人に減らし、稽古も最低限の人数で行い、稽古前、公演中日に全員がPCR検査を受ける。客席も半分に抑え、客席上を飛ぶフライングや22段の階段落ち、立ち回りも封印する。「日本一安全な公演にしたい。ワクワクした部分もあるんです。こんな時じゃなかったら、『Eternal』は生まれなかったと思うし、個々のキャラクターをより深めた舞台にしたい」。

シリーズの上演回数は1760回だが、今回は回数に含まない、スピンオフ公演となる。10月4日に1回だけ無観客配信(販売数限定)を行う。「大阪、近畿以外の人にも見てほしい。でも、思うんです。こんな時になんでジャニーさんがいないんだろうって」。昨年7月に亡くなった「SHOCK」生みの親ジャニー喜多川さんの名に恥じない公演にするつもりだ。