松平健(66)が29日、都内で行われた、フィットネスクラブを運営するRIZAP(ライザップ)グループの記者発表会で、シニア向けの新プログラム「ライザップ シニアプログラム」を受けて、20代に若返ったという肉体を披露した。

松平は舞台や映画、ドラマなど多数の作品に出演するなど、長年にわたり第一線で活躍してきたが「50代後半から体力の衰えを感じた」という。還暦を迎えて「劇的に体重が増え、おなかが出てきた」ため、坂道や階段の上り下りや舞台での立ち回りや、殺陣、乗馬などの際に息切れをし、仕事で支障を来していると感じるようになった。「これは変えなければいけないと思ったのがきっかけ」で、ライザップの門をたたいた。

3月まで4カ月間のプログラムを行い、体重はマイナス17・1キロ、体脂肪はマイナス7・6%と、ぜい肉をそぎ落とした一方で、筋肉率は111%アップ。出演した新CMでは、上るのもきつかった石段を1段飛ばしで駆け上がり、この日の会見場にもランニングをしながら入場。珍しい短パン姿で、むき出しになったふくらはぎはパンプアップされていた。「4カ月の成果です。今は、すごく軽いですね。減量して筋肉も増え、理想の体になった。(体力年齢が)20代? そうですか。自分でもビックリ」と胸を張った。

理想の肉体になって今後、新たなことに挑戦しようと思った矢先に、新型コロナウイルスの感染が拡大した。松平は「運動不足にならないよう気を付けていた。シニア世代は筋肉が衰えていますから。家庭でも出来る運動を教わって週2、3回はやっていました」とステイホームでもライザップのトレーニングを継続していたと明かした。

この日の会見は、ソーシャルディスタンスの維持が徹底的に図られ、医療従事者も会場に常駐するなど、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた対策が取られた。