新型コロナウイルスの猛威が止まらない。東京都の感染者数増加をはじめ、全国でも増加傾向にある。全国感染者数の最多記録はつい先日更新された。感染者0人だった岩手県でも、ついに感染者が出た。

4月以降、芸能イベントも自粛に突入して激減していた。最近になってやっと「イベントが増えつつあるのかな…」と思っていた直後の全国的な感染者増加傾向に、緩みつつある行動様式を再度締める必要があると感じさせる事態があった。

明記は避けるが、とある取材現場がスーパー密となっていたのだ。5メートル×2メートル程のスペースに報道陣が密集。隣の人と肩が触れるほどで、平常時においてもストレスを感じるであろう密集度だった。幸いなのは屋外だったこと。確認はしていないが、主催者も「屋外なら…」という思いがあったのかもしれない。取材陣からは「スーパー密だな…」「我々の取材も考えないといけないな…」などのつぶやきが漏れていた。

今のところ、同現場出席者からの感染は聞こえていない。だが、いつどこで感染するか、もしくは自分が感染させるかがわからないだけに、用心しすぎるくらいでいいのかもしれない。

そんな状況下、ある映画の完成披露試写会がお客さんを入れての開催を予定している。ガイドラインに沿っての開催となるはずだが、正直言えば「何もこの時期に…」というのが本音だ。ここがクラスターにならないことを切に願います。