日本で第1号の女性落語家、露の都(64)が7日、神戸新開地・喜楽館で「女流特集ウイーク」(10~16日)の取材会を行った。

会見には、桂文華(56)桂阿か枝(49)も出席し「家族で楽しむゆかいな寄席ウイーク」(17~23日)の会見も行われた。

「女流-」は喜楽館では初めての開催。都は「落語は男社会なので、頼りないと思うかもしれないけど、にぎやかに華やかになると思う」と話した。露の団姫や桂三扇らが出演する。

都は1週間トリを務める。「日本に女性はなし家は70、80人。その中で先頭を歩かせてもらってる。私はよくしゃべるということで、おばはんがしゃべるようなことをしゃべります」と笑わせた。

自粛期間中はヨガや料理、TBS系ドラマ「恋はつづくよどこまでも」を楽しんでいたという。

「家族で-」は、文華は「出演者全員が学校寄席に慣れたメンバーです」と見どころを語った。「絵日記に書ける。こんなんあるんやと知ってもらえたら」と呼びかけた。

喜楽館は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3月3日から休館し、7月23日に約5カ月ぶりに再開した。客席は212席のうち、88席を使用し、1席ずつ間隔を空けるなど、感染予防対策をとっている。

5月に落語ファンに寄付金を募り、観覧を優遇する「神戸新開地・喜楽館タニマチ制度」を創設。再開時には「タニマチ」は約550人集まっていた。

この日取材に応じた担当者によると、「タニマチ」は約600人。「再開して応援してあげようという人からご厚意をいただいた」と喜んだ。同館の入り口にあるタニマチの芳名板がいっぱいになってきているという。

再開から4日間は完売したが「苦しいかなり厳しい状態。兵庫県も(感染者が)増えてきてるんで、対策をレベルアップしてお迎えするしかない」と話した。