女優石原さとみ(33)主演のフジテレビ系連続ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(木曜午後10時)の13日放送の第5話の視聴率が9・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが14日、分かった。

前週の10・6%より1・2ポイント、ダウンした。

第1話から10・2%、9・8%、8・8%、10・6%だった。

石原演じる萬津(よろづ)総合病院の病院薬剤師・葵みどりが、患者の“当たり前の毎日”を取り戻すために奮闘する姿を描いていく。「アンサング」とは「称賛されない」という意味。たとえ脚光を浴びなくても、縁の下の力持ちとして患者を支える病院薬剤師たちのヒューマンドラマ。

第5話で、萬津総合病院に入院中の中華料理店「娘娘亭」店主の辰川秀三(迫田孝也)の父、太一(伊武雅刀)の容体が急変。幸い安定したものの、みどり(石原)は辰川家を心配していた。太一は末期がんだが、辰川は本人に告知をしていない。そのことで、祖父にうそをついていると悩む秀三の娘、樹里(久保田紗友)は摂食障害になってしまっていた。樹里に助けを求められたみどりは、辰川と話しに行く。みどりの説得で、辰川は太一に告知して抗がん剤治療を受けてもらうことにした。

しかし、医師から告知を受け、抗がん剤治療を行わなければ余命3カ月と言われた太一は治療の必要はないと思っていると言う。辰川と樹里は反対するが、太一は入院せずに家族と過ごしたいらしい。みどりは抗がん剤治療には休薬期間があるので、自宅で過ごすことも出来ると提案した。

太一は家族との話し合いで治療を決めた。樹里は太一と一緒に、これからやりたいことのリストを作る。そんな中、みどりは相原くるみ(西野七瀬)とケモ室(抗がん剤調剤室)へ。くるみはがん薬物療法認定薬剤師の資格を持つ刈谷奈緒子(桜井ユキ)の仕事に興味を示す。調剤室に戻ると、くるみはみどりと一緒に太一を見たいと販田聡子(真矢ミキ)に申し出た。くるみにはまだ早いと不安視する販田だが、みどりは了承した。