とんねるず石橋貴明(58)が30日、NHK「サンデースポーツ2020」(日曜午後9時50分)で20年ぶりにNHKに生出演した。00年の大みそかの紅白歌合戦に音楽ユニット「野猿」のメンバーとして出演して以来、7182日ぶり。

番組冒頭、大越健介キャスター(58)の横に立つ石橋は「本日は大越キャスターが夏休みのため、私石橋貴明が貴ちゃんスポーツ2020をお送りします」とボケて爆笑をさそった。

そして「NHKにも言われたんですよ、『大越さんが夏休みだからピンチヒッターだ』って」と続け「よろしくお願いします」とあいさつした。

大越キャスターと石橋はともに61年生まれ。大越キャスターは「同級生だから貴さんでいいですね」と笑顔で応じた。

番組では石橋がNHK館内を歩く様子や控室での様子がVTRで流れたほか、プロ野球のニュースの際、石橋が人脈を生かして独自取材した素材をもとに生解説した。

また、大越キャスターから野球人口が減っていることについて振られると「プロ野球、ノンプロ、大学、高校、中学、小学校、そういった全ての関係者が一度ちゃんと集まって、今のこの野球人口の少なくなっていることについて真剣に話さないとダメなときになっている」と指摘。自身の周りの子どもでも、サッカーを習っていることが多いなどの例をあげて「お子さんが少なくなっているこの社会で、だから今考えなきゃダメだと思う。違うことでもいいので、野球に子どもたちが興味を持つっていうことを何か考えないと本当に終わってしまう気がします」と憂慮した。大越キャスターから「最後は何かいつになく深刻なトークな終わりになりましたが」と言われ、「最後はNHKらしくキッチリ決めようと思っていました」。そして「また、9月の末にやってきます!」と“出演予告”で締めた。

帝京野球部出身の石橋と、東大のエースとして活躍した経歴をもつ大越キャスターの共演となった。