俳優伊勢谷友介容疑者(44)が大麻取締法違反容疑で警視庁に逮捕されたとの一報を受けて8日、同容疑者が出演した映画「いのちの停車場」(成島出監督、21年公開)を製作、配給する東映も対応に追われた。

同作は、吉永小百合(75)の122本目の映画で、伊勢谷容疑者は劇中で、脊髄損傷で四肢がまひしたIT企業の若き社長・江ノ原一誠役を演じ、吉永と初共演が実現していた。東映関係者によると、撮影は東映東京撮影所で4日にクランクインしており、同容疑者の撮影は6日に終了しているという。

東映の関係者は、日刊スポーツの取材に「今後の対応は検討、協議中です」と答えた。

◆伊勢谷友介(いせや・ゆうすけ)本名同じ。1976年(昭51)5月29日、東京都生まれ。東京芸大美術学部在学中の96年、モデルとして芸能界入り。98年、映画「ワンダフルライフ」で俳優デビュー。98年にニューヨーク大(映画コース)に短期留学。99年に映画「金髪の草原」で初主演。以後「CASSHERN」「嫌われ松子の一生」に出演。180センチ。血液型A。