堺雅人(46)が主演を務めるTBS系日曜劇場「半沢直樹」(日曜午後9時)の第1話から第9話までが、民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」などで無料公開されることが20日放送の第9話の最後で発表された。

現在、ほとんどの民放連続ドラマが放送終了後から1週間、「TVer」などで無料配信を実施しているが、同作は無料配信サービスは一切行われていなかった。

配信開始から一夜明け、ツイッターでは「半沢4話までみた」「朝から半沢9話まで一気見。最終話へ気持ち盛り上がってきました」といったつぶやきがみられた。

20日放送の第9話では、民進党の箕部幹事長(柄本明)中野渡頭取(北大路欣也)大和田(香川照之)と半沢のシーンで、半沢が大和田に背後から覆いかぶさられる形で土下座を強要されるも、ふりほどいて「この借りは必ず返します! やられたら、やり返す! 倍…いや3人まとめて1000倍返しだ!」と叫んだ場面が話題を呼んだ。

香川はこのシーンについて放送後にツイッターを更新。「第9話、長いラストシーンは無論、終日何度もくり返して撮影されました。土下座の場面も全部で7・8回はやったでしょうか…」とし、「元々は『全力で半沢を押さえつける』という台本のト書きでしたが、結局は大和田が半沢に覆いかぶさる『親亀・子亀』状態に。堺さんも私も翌日、もちろん筋肉痛でしたww」と裏話を明かした。

また、最終回の予告では半沢が、中野渡頭取に退職届を提出し「やめさせていただきます」と宣言するシーンも明かされた。13年の前作最終話では、半沢は銀行の不正を暴いたものの、中野渡頭取から出向を命じられる衝撃のラストを迎え、平成のドラマで視聴率1位の42・2%を記録。今作も第8話までの視聴率は全て20%の大台超え。第8話では令和のドラマ1位の25・6%をマークしているが、最終話に向けてどこまで数字を伸ばすか注目が集まる。

※ビデオリサーチ調べ・関東地区世帯