演歌歌手の西方裕之(59)が30日、山口・周防大島を訪れ、新曲「出世灘」の作詞を手掛けた星野哲郎さんの墓前で、ヒット報告を行った。

同曲はデビュー時に星野さんが西方へ用意した7作品のうちの1つ。「西方君が出世するように『出世』という言葉を入れて作ったんだよ」という励ましとともに贈られた詞は、30年以上にわたって温められてきた秘蔵の作品だ。

発売以降好調に売り上げを伸ばし、没後10年の節目で星野さんの誕生日でもあるこの日、初めて墓参りを行い、ヒットの報告とさらなる飛躍を墓前に誓った。

西方は「先生はデビュー当時から温かい目で見守ってくださった」と振り返り、「もっと早くお参りしたかったが、なかなか機会がなく、念願がかなって来られて感慨深い」と話した。

また「今回初めてお墓に来られて、星野先生の功績の大きさやお人柄、地元でいかに愛されている存在かを肌で感じることができた。先生の偉大さを改めて感じ、この歌を歌う責任を感じます」と気持ちを新たにした。