大麻取締法違反容疑(所持)で9月8日に逮捕され、29日に起訴された俳優伊勢谷友介被告(44)が30日午後7時半ごろ、警視庁東京湾岸署から保釈された。報道陣に向かって「ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした」と謝罪した。ただ、大麻入手先に関しては黙秘しているとされ、今後の裁判ですべてが明らかになるか注目される。

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川崎つばさ法律事務所の川畑さやか弁護士 今後、11月上旬くらいに初公判が開かれ即日結審し、その1~2週間後に判決となるとみられます。量刑については、初犯ということで通常なら懲役6~8月、執行猶予2~3年ほどになるのでは。ただ、所持量が約13・17グラムと多く、過去には15グラムで懲役1年程度になった裁判例もあり、懲役10月から1年になることも考えられます。また、入手先について黙秘しているということは、入手先を絶つという再犯防止の強い意志が示せないため、裁判にマイナスに影響する要素にもなります。