女優米倉涼子(45)が15日、東京・港区のフランス大使館大使公邸で、「フランス映画祭2020 横浜」ラインアップ発表会見に出席した。

米倉は同映画祭の本年度フェスティバル・ミューズに就任。深いスリットの入ったブラックドレスで登場すると、流ちょうなフランス語であいさつ。話し終えると緊張が解けたようで、胸に手を当てて「は~!」と息をつき、ホッとした表情を見せた。質疑応答に移る際には「日本語でお願いしますね?」と話して笑わせた。

横浜で生まれ育った米倉は「このフランス映画祭が、私の故郷である横浜で開催されることをうれしく思います。横浜を盛り上げるためにベストを尽くしたい」と意気込み。同地で過ごした高校時代を振り返り、「みなとみらいの開発が進んでいた頃が青春でした。あのあたりの土地の変化が懐かしいです」と語った。

会見では、フランスの恋愛映画に学んだことについてトーク。落ち着いた大人の恋愛を描くイメージからか「気性の荒い私には通じないかも」と苦笑いも、「フランス映画にそぐうよう見習っていきたい」と話した。

また同会見に出席した林文子横浜市長(74)から、米倉の独立した女性像が「フランス映画にピッタリ」と伝えられると「メルシー」と照れ笑い。「自立は自信あります」と胸を張った。さらにフランス映画への出演を勧められると「そんな機会があれば、ぜひ」と前向きだった。

同映画祭は日本国内にフランス映画の活況を図るべく、93年からスタート。今年で28回目を迎える。新型コロナウイルスの感染拡大を受け6月の実施が延期となっていたが、このほど12月10~13日に横浜・みなとみらい地区を中心に開催されることが決定した。