二宮和也(37)が15日、都内のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演映画「浅田家!」大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した。

二宮は劇中で演じた写真家・浅田政志氏(41)の撮影現場を見学するために、埼玉の高校をお忍びで訪問した際、教育サービス「学研」のジャンパーを着て、帽子をかぶって変装したと振り返った。

舞台あいさつの中で、中野量太監督(47)が「浅田さんが、どうやって撮っているか、どうしても見て欲しいから、埼玉の高校に行った。浅田さんが吹奏楽部を撮るのを、学研のスタッフジャンパーを着て見た」と、二宮を取材に連れていったエピソードを明かした。

二宮は「(現場で周囲から)『絶対、バレたらダメだから、お願いします』と。ドキドキしましたけど。学研のジャンパーと帽子を貸してもらって」と説明。中野監督は「ニノさん、帽子、すぐ取るんですよ。バレたら、ダメだって言うのに」と、二宮が帽子を取り、冷や汗をかいたと苦笑いした。

二宮は、浅田氏の撮影現場を取材した印象を聞かれ「浅田さんのスタイルは、空気を感じることが、すごく上手。『元気を出してください』と言っても、普通は出るわけがない。(芸能人のように)表に出る人間は『イェーイ』となるけど。浅田さんは(被写体のテンションを上げる)元気のさせ方がすごい」と称賛した。

中野監督は「最高の1枚を撮ってしまう…そこを見せたかった」と、変装させてまで二宮を埼玉の高校に連れて行った意図を強調した。