四季劇場「秋」の開場式典とミュージカル「オペラ座の怪人」(24日初日)のプレビュー公演が23日、同所で行われた。

四季が東京・竹芝の大型複合施設内に「秋」「春」の2劇場をオープンするもので、「秋」は7月に開場予定だったが、コロナ禍で延期した。式典では四季の吉田智誉樹社長が「演劇はしぶとい芸術です。演劇の力を信じて、新しい劇場を育てていきたい」とあいさつ。その後、88年の日本初演以来、7195回の上演回数を誇る人気作「オペラ座」が上演された。客席に落下する400キロのシャンデリアが初演以来初めて新調され、怪人役の佐野正幸、クリスティーヌ役の山本紗衣らが「オール・アイ・アスク・オブ・ユー」など歌い上げた。カーテンコールでは大きな拍手が長く続いた。「春」は来年1月に開場予定。