NHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜、午前8時)の27日に放送された第97回の平均視聴率が19・5%(関東地区)だったことが28日、ビデオリサーチの調べで分かった。 

同作から土曜の内容は1週間を振り返る形となっている。最高視聴率は第37回の22・1%。

主演は窪田正孝、ヒロインに二階堂ふみ。物語は高校野球の「栄冠は君に輝く」や、阪神タイガース応援歌「六甲おろし」などで知られる数々の名曲を手掛けた作曲家古関裕而氏とその妻をモデルにした、音楽とともに生きた夫婦の物語。

主題歌「星影のエール」をGReeeeNが歌う。朝ドラ初の4K撮影で窪田&二階堂のタイトルバック映像にも、その美しい風景が使われている。

あらすじは、裕一(窪田正孝)は鉄男(中村蒼)と一緒にレコーディングしていた。するとそこに藤丸(井上希美)がやって来た。藤丸は闇市近くの家に裕一らを連れていくと、そこにはお酒に溺れた久志(山崎育三郎)がいた。藤丸からこれまでの経緯を聞いた裕一は、その後も何度も久志のもとを訪れたが、何も話すことはないと言われ追い返された。裕一は戦争中ビルマの慰問活動で一緒だった記者の大倉(片桐仁)から依頼された全国高等学校野球選手権大会の詞「栄冠は君に輝く」の曲づくりのために甲子園に向かった。そして案内されたマウンドで曲を作り上げた。そして家に戻った裕一は出来上がった曲を音に見せ、歌を久志に歌ってもらいたいと話した。出来上がった曲を歌ってもらいたい裕一は久志の家を訪れるが、「もう昔とは違う」と突き放された。