自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕、釈放された伊藤健太郎(23)の主演映画「十二単衣を着た悪魔」の公開記念舞台あいさつが7日、都内で行われた。

製作、配給のキノフィルムズ関係者は舞台あいさつ後、取材に応じ、伊藤が黒木瞳監督(60)からの電話に号泣して謝罪するほど反省しており、被害者との間で示談の話が進んでいることを明らかにした。

同関係者は、予定通り11月6日に公開したこと、伊藤の出演シーンのカットや再編集をしなかったことから、損害賠償は請求しない考えを明らかにした。「うちは(損害賠償を請求する考えは)ないです。公開したので損害はない、と言うのはおかしいし(損害は)ありますけれど、うちとしては公開した以上は一切、関係ない」と語った。