人気・実力を兼ね備えた漫才の名手たちが一堂に会する、フジテレビ系「THE MANZAI 2020 マスターズ」(12月6日午後7時)の出場者22組が決定した。

昨年のM-1グランプリ王者、ミルクボーイが初出場、ブラックマヨネーズが5年ぶりにテレビで漫才を披露する。

ミルクボーイは、14年に開催された賞レースだった「THE MANZAI」で1回戦敗退となった。悔しい過去を乗り越えての悲願の初出場となる。今大会に向けて作った新ネタ「間違い探し」をテレビ初披露する。

駒場孝(34)は「めちゃくちゃうれしい。14年はサボりのど真ん中だったんですけど、他の大会は1回戦とか1次審査とかはなんとなく余力でいけてたんですよね。でも、いよいよ余力も尽きて、手の内全部無くなって“どうすんねん!”って。そのとき思い切り落とされたことで、次の年に先輩たちからアドバイスをいただいたりして、漫才への向き合い方が変わりました。ミルクボーイの第2形態、新ステージを感じてもらえたらうれしいです」。

内海崇(34)は「第2の漫才人生が動きだしたな、という感覚です。今の僕らがあるのは『THE MANZAI』のおかげ。漫才をサボっていた時期に『THE MANZAI』の1回戦で落ちた。14年、賞レース最後の年です。落としていただいたおかげで“なんか変えなきゃいかん”と、その夜に丸刈りにしまして。それが少し伸びてきたときに、今の奥さんに切ってもらったら、たまたま角刈りみたいになって(笑い)。角刈りのスタイルは『THE MANZAI』がきっかけなんです。落ちてなかったら丸刈りにもしてないですし、今頃めっちゃ髪の毛伸ばしてハゲ隠してアヒル口してましたんで(笑い)。感慨深いですね」と話している。

また、実力派若手漫才師たちがマスターズの出場権をかけてネタバトルを繰り広げる事前番組「THE MANZAI2020プレマスターズ」(12月5日午後4時時30分、関東地区のみ)には、インディアンス、オズワルド、からし蓮根、すゑひろがりず、ニューヨーク、まんじゅう大帝国、ミキ、見取り図、四千頭身、ラランドの10組が出場する。観客投票で1位に選ばれた漫才師がマスターズに招待される。

「マスターズ」の出演は最高顧問としてビートたけし、MCとしてナインティナイン、三田友梨佳アナウンサー。

出場はアンタッチャブル、ウーマンラッシュアワー、海原やす・ともこ、おぎやはぎ、かまいたち、銀シャリ、サンドウィッチマン、霜降り明星、タカアンドトシ、千鳥、テンダラー、とろサーモン、ナイツ、中川家、NON STYLE、博多華丸・大吉、爆笑問題、パンクブーブー、ブラックマヨネーズ、ミルクボーイ、和牛、笑い飯の22組とプレマスターズ勝ち抜き1組の計23組。