演歌歌手原田悠里(65)が28日、都内でコンサート「原田悠里コンサート2020~共に乗り越えて~」を行った。

毎年恒例で15回目を迎える東京公演。今回は、新型コロナウイルスの影響で客席数を通常の半分以下の600席にして開催。応援歌、挑戦歌、リクエスト曲、愛唱歌の4部構成で実施した。

故郷の熊本・天草を舞台にした組曲「天草物語」の際は「多くの方々が自分の田舎に帰れない、故郷ではなくてもどこにも行けないという孤独さを感じている中、この歌を通して思いを共有し、元気を出していただきたいという気持ちで歌わせていただきます」などと語り、のびやかな歌声を響かせた。

途中「今日は3つの幸せを感じております」と切り出し「こうしてコロナにかかることなく元気なお顔を見せて駆けつけてくださった皆さまにお会いできる幸せ、こうして歌を歌わせていただける幸せ、そして今日このコンサートをやろうと頑張ってくれたスタッフの皆さんに改めて大きな幸せを感じております」と笑顔をみせた。

応援歌コーナーでは、恩師北島三郎(84)が作詞作曲した「明日を信じて」や世界的ソプラノ歌手、サラ・ブライトマンの「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」、新曲「砂の道」などを披露。代表曲「木曽路の女」「安曇野」「津軽の母」など全13曲を熱唱した。

ゲストのシンガー・ソングライターおかゆ(29)が、アコースティックギターを弾きながら「おかゆの夢は夜ひらく」や新曲「愛してよ」などをパフォーマンスした。