テレビ朝日系ミステリードラマ「おかしな刑事」の最新作が24日のクリスマスイブ(午後8時)に放送される。

本作は、たたき上げの刑事・鴨志田新一(伊東四朗)と、エリート警視の娘・岡崎真実(羽田美智子)という“凸凹父娘コンビ”の活躍を描く。シリーズ通算25作目となる。

クリスマスイブの放送にふさわしく、今回はレギュラーメンバー・武井昭一弁護士(正名僕蔵)の“恋”をフィーチャーしたストーリー。何と武井弁護士は今、注目の“オンライン見合い”に臨むことに…。よいムードで見合いが進んでいく中、資産家独居男性殺人事件の知らせが舞い込み、その謎を解くべく、凸凹父娘コンビが奔走する。武井もまた、見合い相手の女性弁護士とタッグを組んで真相究明に乗り出す。

オンライン見合いをはじめ、SNSを悪用した裏バイトなど、現在の世相を丁寧に反映している。さらに、刑事ドラマでありながら緊迫の法廷シーンをふんだんに盛り込み、いつもの“おかしな”テイストを引き継ぎながらも新機軸のストーリーを展開していく。

武井が恋する美しき弁護士・葉山理佐子を演じるのは、元宝塚トップスター真飛聖(44)。弱きを助け強きをくじく、法曹界のマドンナをさっそうと演じます。

オンライン見合いのシーンでは、真実役の羽田美智子(52)、乱入してきた“横浜のおばさま”こと三浦由紀子役の田島令子(71)らを交え、「愛、それは--」と名作舞台「ベルサイユのばら」の一節を連想させるセリフのやりとりも繰り広げる。田島はアニメ版で主人公・オスカルを演じており、宝塚歌劇団の花組トップ時代、「外伝ベルサイユのばら」でアンドレを演じたことのある真飛との異色コラボが実現。

さらに大ベテラン目黒祐樹(73)も参加。味わい深い演技で、物語に厚みをもたらす。